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メルペイ分割払い年率18%の炎上を整理する

メルペイ「分割払い」年率18%はヤバい?利息制限法ギリギリと炎上した理由

2026-09-02約8分で読めます山田翔太
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山田翔太

フリマナビ編集部所属 / 最終更新: 2026-09-02

📌 結論

メルペイの分割払い手数料は2026年1月1日に実質年率15.0%から18.0%へ引き上げられ、さらに同年7月6日からはメルカード(クレジットカード)を持っていなくても分割払いが使えるようになりました。この「利用しやすさ」と「金利の高さ」がセットで広まったことで、2026年8月28日にX(旧Twitter)上の投稿がTogetterでまとめられ、「利息制限法のギリギリを攻めている」「販売手数料10%を引かれた売上金からさらに利息まで持っていかれる」といった批判が一気に拡散しました。結論から言うと、違法ではありません。ただし出品者にとって「知らずに使うと損をする」仕組みであることは事実です。

何が起きたのか|8月末の炎上を整理する

事の発端は、メルペイの分割払い(2〜24回払い)にまつわる金利の高さを指摘するポストがTogetterでまとめられたことでした。まとめのタイトルは「利息制限法上限ギリギリ、メルカリ無限回廊を作ることもできる」というもので、2026年8月28日に公開されるとすぐに拡散されています。

コメント欄で目立ったのは、次のような声です。

「信用が悪い人に発行するカードローンの利率じゃないか」という率直な驚き。「メルカリユーザーにお金を貸そうとしたのがすごい、そりゃプレミアムも付く」という皮肉混じりの擁護。そして最も出品者の心に刺さったのが、「販売手数料10%取られた売り上げ金から、さらに返済利息まで取られて回収されるとか、まともな感覚ならやらない」という指摘です。

つまり批判の核心は「金利が高いこと」そのものより、「出品して稼いだお金の中から、手数料と利息を二重に払う構造」に対する違和感にあります。

手数料率の推移|15%→18%、そしてハードルが下がった7月

メルカリ公式ヘルプによると、分割払いの手数料率は以下のように変わっています。

1

2025年12月31日以前の利用分:実質年率15.0%

2

2026年1月1日以降の利用分:実質年率18.0%

3ポイントの引き上げ自体は静かに告知されており、当時は今回ほど話題になっていませんでした。潮目が変わったのは2026年7月6日です。この日から、定額払いが利用できるお客さまはメルカードを発行しなくても順次「分割払い」が使えるようになりました。つまり、これまでクレジットカードの発行という一段階のハードルがあったのに、そのハードルが取り払われたのです。

金利は上がった、でも使うための手間は減った。この組み合わせが「気づいたら高い金利で借りていた」という状況を生みやすくしていると考えられます。

延滞したらどうなる?年率14.6%の遅延損害金

分割払い・あと払いを期限内に払わなかった場合は、遅延損害金が別途発生します。その利率は年率14.6%で、支払期限の翌日から日割りで計算されます。

たとえば1万2,000円分の支払いを3日間延滞した場合、1日あたり数円〜十数円程度が加算されていく仕組みです。1回あたりの金額は小さく見えても、放置すればするほど雪だるま式に増えていきますし、支払期日の翌日を過ぎるとあと払い・分割払いの新規利用ができなくなり、さらに日数が経つと通常の決済にも制限がかかります。「少額だから後でいいや」という感覚が一番危険で、フリマ出品者の間では「気づいたら分割払いの残高が積み上がっていた」という声も珍しくありません。

なぜ出品者にとって「二重負担」に感じるのか

フリマアプリのビジネスモデルを整理すると、出品者は次の負担を抱えています。

まず販売手数料。多くのプラットフォームで販売価格の10%前後が差し引かれます。次に送料。そして今回話題になっている分割払いを自分の買い物に使った場合は、そこに年率18%の手数料が乗ります。

「自分が汗をかいて売った利益が、購入した瞬間に金利という形で目減りする」という感覚が、今回の炎上の温度感を上げた最大の要因です。カードローンに詳しいユーザーからは「利息制限法の上限(10万円未満で年20%、10万円以上100万円未満で年18%、100万円以上で年15%)に照らすと、18%という数字は借入額次第で上限すれすれのラインになる」という冷静な指摘も出ていました。違法かどうかで言えば、メルペイの分割払いはこの利息制限法の枠内に収まっている設計です。ただし「上限に近い」という事実そのものが、フリマという生活防衛的な場での支払い方法としては重く受け止められた、というのが実態に近いでしょう。

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分割払いの負担を減らす4つの方法

高い金利そのものは変えられませんが、支払い方次第で負担はかなり圧縮できます。

① 毎月の返済額を最低額(1,000円)から引き上げる

最低返済額のまま払い続けると残高がなかなか減らず、利息を払い続ける期間が長引きます。無理のない範囲で5,000円、1万円と増額するだけで、総支払額は大きく変わります。

② 余裕がある月に一部繰上返済する

「今すぐ払う」機能を使えば、残高の一部または全部を前倒しで返済できます。繰上返済した分については、その後の利息が発生しません。

③ できるなら一括返済を選ぶ

分割払いより先に一括払いで購入すれば、そもそも年率18%の対象になりません。売上金がすでに口座にある場合は、分割にせず一括で精算する方が結果的に得なケースがほとんどです。

④ 延滞だけは絶対に避ける

遅延損害金14.6%は分割払いの手数料18%とは別枠で発生します。支払日を忘れそうな場合は、リマインダーを設定するか、自動引き落としに切り替えておくと安全です。

よくある質問

Q. 分割払いの金利18%は違法ではないのですか?

利息制限法の上限(借入額に応じて年15〜20%)の範囲内であり、違法ではありません。ただし借入額によっては上限に近い水準になる点は理解しておく必要があります。

Q. メルカードを持っていなくても分割払いは使えますか?

2026年7月6日以降、定額払いが利用できる方であればメルカードを発行しなくても順次分割払いが利用可能になっています。

Q. 分割払いをやめて一括払いに戻すことはできますか?

購入日から翌月末前日であれば、支払い方法の変更に関する条件がアプリ内で案内されています。詳細はメルペイのヘルプページで最新の条件を確認してください。

出品を続けて得た利益をきちんと手元に残すためには、手数料と税金の両方を事前に把握しておくことが欠かせません。当サイトの税金計算機で確定申告のボーダーラインを確認し、利益計算機で本当の手取りを計算し、売上管理シートで月々の収支を記録しておくと、こうした「気づいたら金利で目減りしていた」という事態を避けやすくなります。

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参考情報

  • メルカリ公式ヘルプ「分割払いとは」
  • メルカリ公式ヘルプ「支払い期限までに支払いが間に合わない場合」
  • Togetterまとめ「利息制限法上限ギリギリ、メルカリ無限回廊を作ることもできる」(2026年8月28日)