eBay国際発送
完全ガイド2026
8社の選び方・コスト・トラブル対策まで解説
eBay輸出で利益を左右する最大の要因は、商品でも価格でもなく「発送方法の選び方」です。ここを間違えると、送料が利益を大きく減らします。発送方法を比較して選ぶことが大切です。
📌 この記事の結論(2026年5月時点。日本郵便の記述は2026年10月2日確認)
月商10万円以下ならCPaSS SpeedPAK + ヤマト国際宅急便の併用。月商10〜30万円ならeLogi経由のFedEx。月商30万円以上ならFedEx直接契約への切り替えを検討すべきです。ただし、日本郵便の米国向けは2025年8月27日から一部が停止され、2026年4月14日に指定郵便局で再開しました(関税の事前支払いが必要)。
(月商の区切りは編集部の目安で、各社の条件ではありません)
🚨2026年に知っておくべき3つの重要変化
eBay輸出の発送環境は、2025年8月以降に大きく変わりました。古い情報をそのまま信じると、トラブルに直結します。
変化①:日本郵便の米国向けは一時停止から再開へ(2025年8月27日停止・2026年4月14日再開)
日本郵便は2025年8月27日から、内容品が100米ドルを超える米国宛郵便物(個人間の贈答品・販売品を含む)の引受を一時停止していました。2026年4月14日から、指定郵便局で米国宛ての全ての郵便物の引受を再開しています。再開後は、日本郵便が推奨するCBP認証事業者(現時点ではZonosのみ)のアプリで差出人が関税などを事前に支払い、ラベルに「DDP」を表示する必要があります。書類と100米ドル以下の個人間の贈答品は事前支払いなしで、国際郵便を取り扱う全局で差し出せます。条件は変わり得るため、日本郵便の公式案内で確認してください。
変化②:米国の関税(Section 122は終了、Section 301が適用中)
2026年2月24日から7月24日まで、米国には10%のSection 122追加関税がありました。7月24日に失効し、同日からSection 301(強制労働)関税が始まっています。日本の原産品は「MFN税率との合計で12.5%」の区分です(USTR)。
- • Section 122:2026年2月24日〜7月24日(終了)
- • すべての日本→米国向け輸出品が対象
- • Section 301:2026年7月24日〜(日本原産品はMFN込みで12.5%)
この期間、米国バイヤーは商品価格の10%を追加で支払うことになりました。関税の変更は今後も起こり得るため、価格設定時は最新の関税率を確認してください。
変化③:EU デミニミス廃止予定(2026年7月1日)
EUの€150以下免税制度が廃止されます。代わりに輸入申告書の各行につき€3の関税処理手数料が課されます。EU市場向けの戦略を立て直す必要があります。
詳しい関税の影響は関税国別計算機で国別に確認できます。13ヵ国対応(米国は2026年10月に更新、EUの7月変更を反映)。
📦8社の国際配送会社を一覧で比較
8社の国際配送会社を、特徴別に整理します。
eBay公式提携サービス(契約不要)
1. CPaSS SpeedPAK(eBay Japan公式)
eBay Japanが提供する公式の配送管理ツール。日本郵便・FedEx・DHLのネットワークを利用します。
- 契約不要、即日利用可
- DDP対応(関税前払い)が強い
- 米国向け1kgで約2,300〜2,800円
2. eLogi(FedEx連携)
FedExと直接契約しなくても、eLogi経由ならFedEx価格で発送できる仕組みです。
- FedEx直接契約より高くなる場合があります。条件は各社で確認してください。
- 月商10万円を超えたら検討するタイミング
クーリエ(直接契約)
| 配送会社 | 米国向け1kg目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| FedEx(直接) | 約8,200円 | 月30万円以上向け・梱包資材無料 |
| DHL Express | 約9,500円 | 最速(1〜3日)・220ヵ国対応 |
| UPS | 約9,800円 | アジア・AU向けに強い |
| ヤマト国際 | 約6,000円 | 契約不要・通関サポート手厚い |
| EMS(日本郵便) | 約4,800円〜 | ⚠️ 米国向けは再開(DDP事前払いが必要) |
| 国際eパケット | 約2,000円 | ⚠️ 米国向けは再開・2kg以下限定(DDP事前払いが必要) |
8社の最新料金は国際送料一括比較表で重量と送り先国を入れるだけで即座に比較できます。
📊月商別 最適な発送方法の選び方
「結局どれを使えばいいの?」という質問に、月商別で答えます。(月商の区切りは編集部の目安で、各社の条件ではありません)
CPaSS + ヤマト国際の併用
| シチュエーション | 推奨 |
|---|---|
| 米国向け、軽量品(〜2kg) | CPaSS SpeedPAK |
| 米国向け、重量品(5kg以上) | ヤマト国際 |
| 米国以外、軽量品 | EMS or eパケット |
| 急ぎ・高額商品 | ヤマト国際宅急便 |
理由:契約不要で即日使えること、月15万円のFedEx営業ノルマに届かないため。
eLogi移行の検討タイミング
月商が10万円を超えてくると、FedExの直接契約に近い価格でeLogi経由が使えるメリットが出てきます。ただし、将来的にFedEx直接契約を視野に入れるなら、月商10万円の段階でFedExに直接電話で相談する選択肢も検討してください。
FedEx直接契約
- eLogi経由より5〜10%安い
- 梱包資材が無料で大量入手可能
- 担当営業による柔軟な価格交渉
複数キャリアの併用
- • 米国向け:FedEx
- • アジア圏:UPS(割安)
- • 急ぎ・高額:DHL
- • バックアップ:ヤマト国際
🔧送料を実際に計算してみる
理論より、実際の数字を見るのが一番早いです。
弊サイトの国際送料一括比較表は、8社の送料を重量・送り先国・速度・追跡品質などのフィルターで一括比較できます。CSVダウンロード機能もあるので、月初に印刷してデスクに貼っておくと判断が早くなります。
📷 1kgカメラ → 米国
CPaSS SpeedPAKは、公式の見積もりで料金を確認
eパケットは再開(DDP事前払いが必要)
🔭 5kgレンズ → 欧州
FedEx直接契約が有利
🎌 1kgアニメグッズ → 台湾
eLogi ¥2,800 が最適
❌絶対にやってはいけない3つの失敗
失敗①:「とりあえずEMSで」と何も考えずに発送する
2025年8月27日から一時停止していたEMSの米国向けは、2026年4月14日に再開しましたが、関税などの事前支払い(DDP)が必要です。「とりあえず」が通用しません。行き先と重量で必ず使えるサービスを確認してください。
失敗②:インボイス価格を実際より低く書く
バイヤーから「関税対策のためにインボイスの金額を安く書いてほしい」と頼まれることがあります。絶対に断ってください。
- ✗国際法とeBay規約違反。発覚すればアカウント永久停止
- ✗補償金額が下がる。EMSやFedExの紛失補償は「インボイス記載額」が上限
失敗③:追跡番号なしの発送
eBayは追跡番号付きの発送方法を強く推奨しています。追跡なしで送ると、ケースオープンされた時にほぼ100%セラー敗訴します。小形包装物(航空便扱い)は、書留オプション(+460円)を必ずつけてください。
🏛️関税トラブルの対処法
基本原則:関税はバイヤー負担
国際法でもeBay規約でも、関税はバイヤーが支払う義務があります。ただし、商品ページに以下の英文を必ず記載してください。これがないとセラー保護の対象外になります。
Important Notice for International Buyers: Import duties, taxes and charges are NOT included in the item price or shipping cost. These charges are the buyer's responsibility. Please check with your country's customs office to determine what these additional costs will be prior to bidding or buying. We do NOT mark merchandise values below value or mark items as "gifts" - US and international government regulations prohibit such behavior.
バイヤーが関税を払わない場合(INRケース)
クーリエ会社に英文で問い合わせ。関税未払いの記録をメールで取得
そのメールをeBay.com(ジャパンではない)のサポートに転送
「関税理由の未着ケースであり、セラー保護を申請する」と伝える
多くの場合、返金なしでケースクローズになる(Seller Protection適用)
よくある質問
Q. CPaSSとeLogiはどちらが安いですか?▼
重量と送り先によります。一般論として、米国向け2kg以下ならCPaSS、5kg以上ならeLogi(FedEx連携)が有利な傾向です。国際送料一括比較表で実際の数字を確認してください。
Q. 古物商許可なしでeBay輸出はできますか?▼
自分の不用品を売る範囲では不要ですが、継続的に仕入れて販売する場合は必要です。警察署で取得できます。
Q. 日本郵便の米国向けは今も停止していますか?▼
2026年4月14日に、指定郵便局で引き受けが再開されました。関税などを事前に支払う手続きが必要です。最新の条件は日本郵便の公式案内で確認してください。
Q. FedExは個人でも契約できますか?▼
個人事業主または法人格が必要です。開業届を出していない方は、eLogi・CPaSS・Hirogete経由でFedExを利用できます。
Q. eBay手数料はいくらですか?▼
落札手数料はカテゴリーとストアの有無で異なり、ストアなしではほとんどのカテゴリーが13.25%($7,500まで)です。これに1注文あたり$0.30または$0.40、日本の住所のセラーが海外のバイヤーに販売する場合は1.35%の海外決済手数料がかかります(eBay Japan)。詳しくはeBay手数料完全ガイドをご覧ください。
📌 まとめ
- 月商10万円未満 → CPaSS + ヤマト国際の併用
- 月商10〜30万円 → eLogi または FedEx直接契約(早期相談)
- 月商30万円以上 → FedEx直接契約 + 複数キャリア併用
- 米国の関税とデミニミス停止、EUの€3定額関税に要注意
📚 出典・参考資料
- • 日本郵便「国際郵便引受停止のお知らせ」— 2025年8月27日付
- • USTR発表(2026年7月23日)
- • FedEx EU deminimis update — 2026年3月
- • eBay公式「関税ガイダンス」
- • JETRO「デミニミス制度廃止レポート」— 2025年
フリマナビ編集部
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フリマナビ編集部が公開情報をもとに解説しています。
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最終更新: 2026-05-22 / 著者: フリマナビ編集部
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