eLogi vs CPaSS
完全比較2026
月商別に最適解を解説|eBay公式の2つの発送サービス
「eLogiとCPaSS、どっちが安いの?」「両方併用できる?」——eBay輸出の発送方法で最もよく聞かれる質問です。私自身、両方を5年以上併用してきました。結論から言えば、月商10万円までならCPaSS、それ以上ならeLogiが基本ルールです。
📌 この記事の結論
CPaSS = eBay Japan公式の決定版、初心者向けで安心、DDP対応強い。eLogi = FedExの大口価格を非契約で使える、中級者向け。月商10万円超えるあたりがeLogi移行のタイミング。両方併用も可能。
📦2つのサービスの基本
CPaSS SpeedPAK
- 運営: eBay Japan + Orange Connex
- 配送網: 日本郵便 + FedEx + DHL(複数キャリア統合)
- 特徴: eBay公式が運営、日本語サポート充実
- 料金体系: 取引数や金額による段階制
- 契約: 不要、即日利用可
eLogi
- 運営: eBay Japan + FedEx
- 配送網: FedExネットワーク
- 特徴: FedEx大口契約価格を非契約で利用可能
- 料金体系: FedExレート連動
- 契約: 書類審査あり(個人事業主・法人推奨)
💰料金比較(実例)
米国向け 1kg
| サービス | 料金 (税込) | 配送日数 | 追跡 |
|---|---|---|---|
| CPaSS SpeedPAK | ¥2,300-2,800 | 4-8日 | あり |
| eLogi (FedEx) | ¥3,200-3,800 | 3-5日 | あり |
| FedEx 直接契約 | ¥7,500-8,500 | 3-5日 | あり |
米国向け 5kg
| サービス | 料金 (税込) | 配送日数 |
|---|---|---|
| CPaSS SpeedPAK | ¥8,500-10,000 | 4-8日 |
| eLogi | ¥11,000-13,500 | 3-5日 |
| FedEx 直接契約 | ¥18,000-22,000 | 3-5日 |
重要な観察: 1kg以下の小物はCPaSSが圧倒的に安い(FedExの30%以下)。5kg以上の重量物はeLogiの方が割安になる場合あり。実際の料金は国際送料一括比較表で確認してください。
🌏対応国・配送網
CPaSS 対応国 (主要)
米国・カナダ、欧州主要国(UK・ドイツ・フランス・イタリア・スペイン)、アジア(香港・台湾・シンガポール・韓国)、オーストラリア・ニュージーランド。合計 40+ヵ国 対応。
eLogi 対応国
FedExの国際配送網と同等。米国・カナダ・欧州主要国・アジア全域、中東・アフリカも一部対応。合計 220+ヵ国 対応(FedEx基準)。
実用上の差: eBayの主要市場(米国・UK・ドイツ・オーストラリア)はどちらも対応。マイナーな国(チリ・南アフリカ等)はeLogiの方が強い。
📋契約条件と難易度
CPaSS の登録
- 個人でもOK(開業届不要)
- 書類はeBayアカウント情報のみ
- 即日利用可能
- 月の取引額の最低限ルールなし
eLogi の登録
- 個人事業主・法人推奨(個人でも可だが審査厳しい)
- 書類審査あり(1-2週間)
- FedExアカウント番号の発行が必要
- 月の発送実績が問われる場合あり
個人で eLogi に登録する手順
- eBay Japan に eLogi登録申請
- 個人の場合は本人確認書類 + 銀行口座情報
- FedEx アカウント開設(eLogi側で代行)
- 1-2週間の審査
- 承認 → 利用開始
🏛️DDPとDDU対応
DDP (Delivered Duty Paid) とは、セラーが事前に関税を支払い商品価格に含める方式。バイヤーは追加請求なし。
CPaSS のDDP対応
- ✅ デフォルトでDDP対応
- ✅ デミニミス廃止後の米国向けに有利
- ✅ DDP手数料が比較的安い
eLogi のDDP対応
- ✅ DDPとDDUを選択可能
- ✅ FedExの通関手続きを使用
- ⚠️ DDP手数料は若干高め
私の運用基準: 米国向け(Section 122関税対象)→ CPaSSのDDP、欧州向け(VAT処理)→ eLogi DDP、アジア向け(関税安い)→ 両方どちらでも。関税額は関税国別計算機で確認。
✅どちらを選ぶべきか
CPaSSを選ぶべき人
- • eBay輸出 開始3ヶ月以内
- • 月商10万円未満
- • 個人(開業届なし)
- • 米国向け中心
- • 日本語サポート重視
- • 軽量品(2kg以下)が多い
eLogiを選ぶべき人
- • 月商10万円以上
- • 個人事業主 or 法人
- • 重量物(5kg以上)も扱う
- • 配送スピード重視
- • マイナーな国にも出荷したい
- • FedEx直接契約を将来視野に入れている
| 月商 | 推奨 |
|---|---|
| 〜5万円 | CPaSSのみ |
| 5-10万円 | CPaSS + 一部eLogi(重量物) |
| 10-30万円 | eLogiメイン + CPaSS(小物) |
| 30万円+ | eLogi + FedEx直接契約 |
⚡併用戦略
私は2017年以降、両方を併用しています。
商品別の使い分け
- • カメラレンズ(〜500g): CPaSS
- • カメラ本体(1-2kg): 米国向けCPaSS、欧州向けeLogi
- • 楽器(3-5kg): eLogi
- • ゲーム機(2kg程度): 重量帯で判断
併用のメリット
- 片方が値上げしてもバックアップあり
- トラブル時に切り替え可能
- 国別の最適選択ができる
併用のデメリット
- 管理が複雑: 2つのシステムを並行運用
- ラベル発行の工数がそれぞれ別画面
- 入金タイミングのズレで経理処理が二重に
経験則: 月商30万円超えたら併用が標準。月商が増えるほど、リスク分散の価値が上がります。30万円超えるとどちらか一方への依存は危険です。
よくある質問
Q. CPaSSとeLogiは同時に契約できますか?▼
可能です。多くのセラーが両方契約して併用しています。
Q. eLogiの直接契約への切り替えは可能?▼
制限があります。「eLogi契約を破棄してFedEx直接契約」は公式には推奨されていません。月商15万円超えたら、FedExに直接電話で相談する選択肢もあります。
Q. どちらが日本郵便と連携してる?▼
CPaSSが日本郵便と提携しています(SpeedPAK Economy等)。eLogiはFedEx専用です。
Q. ラベル発行のしやすさは?▼
CPaSSの方が日本語UIが分かりやすい。eLogiは情報量多くて初心者には複雑。
Q. トラブル時のサポートは?▼
CPaSSはeBay Japan経由で日本語サポート可。eLogiはFedExサポートに連絡(日本語OK)。
📌 まとめ
- 月商10万円未満 → CPaSS一択
- 月商10-30万円 → eLogiメイン + CPaSS併用
- 米国向け重視 → CPaSSのDDP
- 配送スピード重視 → eLogi
- 将来の直接契約視野 → 早期にeLogi慣れておく
📚 出典・参考資料
- • eBay公式 CPaSSガイド — export.ebay.co.jp/cpass
- • eBay公式 eLogiガイド — export.ebay.co.jp/elogi
- • FedEx 国際配送 — fedex.com/ja-jp/shipping/international/
佐藤 健介
越境EC研究員 / 元eBay PowerSeller
2015年からeBay輸出に従事。累計取引3,500件以上、フィードバックスコア99.8%。フリマナビでは越境EC・関税・国際発送を専門に執筆。
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最終更新: 2026-06-24 / 著者: 佐藤 健介(越境EC研究員 / 元eBay PowerSeller)
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