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2026年最新・eBay発送サービス比較

eLogi vs CPaSS
完全比較2026

月商別に最適解を解説|eBay公式の2つの発送サービス

2026-06-24約9分で読めます佐藤 健介

「eLogiとCPaSS、どっちが安いの?」「両方併用できる?」——eBay輸出の発送方法で最もよく聞かれる質問です。私自身、両方を5年以上併用してきました。結論から言えば、月商10万円までならCPaSS、それ以上ならeLogiが基本ルールです。

📌 この記事の結論

CPaSS = eBay Japan公式の決定版、初心者向けで安心、DDP対応強い。eLogi = FedExの大口価格を非契約で使える、中級者向け。月商10万円超えるあたりがeLogi移行のタイミング。両方併用も可能。

📦2つのサービスの基本

CPaSS SpeedPAK

  • 運営: eBay Japan + Orange Connex
  • 配送網: 日本郵便 + FedEx + DHL(複数キャリア統合)
  • 特徴: eBay公式が運営、日本語サポート充実
  • 料金体系: 取引数や金額による段階制
  • 契約: 不要、即日利用可

eLogi

  • 運営: eBay Japan + FedEx
  • 配送網: FedExネットワーク
  • 特徴: FedEx大口契約価格を非契約で利用可能
  • 料金体系: FedExレート連動
  • 契約: 書類審査あり(個人事業主・法人推奨)

💰料金比較(実例)

米国向け 1kg

サービス料金 (税込)配送日数追跡
CPaSS SpeedPAK¥2,300-2,8004-8日あり
eLogi (FedEx)¥3,200-3,8003-5日あり
FedEx 直接契約¥7,500-8,5003-5日あり

米国向け 5kg

サービス料金 (税込)配送日数
CPaSS SpeedPAK¥8,500-10,0004-8日
eLogi¥11,000-13,5003-5日
FedEx 直接契約¥18,000-22,0003-5日

重要な観察: 1kg以下の小物はCPaSSが圧倒的に安い(FedExの30%以下)。5kg以上の重量物はeLogiの方が割安になる場合あり。実際の料金は国際送料一括比較表で確認してください。

🌏対応国・配送網

CPaSS 対応国 (主要)

米国・カナダ、欧州主要国(UK・ドイツ・フランス・イタリア・スペイン)、アジア(香港・台湾・シンガポール・韓国)、オーストラリア・ニュージーランド。合計 40+ヵ国 対応。

eLogi 対応国

FedExの国際配送網と同等。米国・カナダ・欧州主要国・アジア全域、中東・アフリカも一部対応。合計 220+ヵ国 対応(FedEx基準)。

実用上の差: eBayの主要市場(米国・UK・ドイツ・オーストラリア)はどちらも対応。マイナーな国(チリ・南アフリカ等)はeLogiの方が強い。

📋契約条件と難易度

CPaSS の登録

  • 個人でもOK(開業届不要)
  • 書類はeBayアカウント情報のみ
  • 即日利用可能
  • 月の取引額の最低限ルールなし

eLogi の登録

  • 個人事業主・法人推奨(個人でも可だが審査厳しい)
  • 書類審査あり(1-2週間)
  • FedExアカウント番号の発行が必要
  • 月の発送実績が問われる場合あり

個人で eLogi に登録する手順

  1. eBay Japan に eLogi登録申請
  2. 個人の場合は本人確認書類 + 銀行口座情報
  3. FedEx アカウント開設(eLogi側で代行)
  4. 1-2週間の審査
  5. 承認 → 利用開始

🏛️DDPとDDU対応

DDP (Delivered Duty Paid) とは、セラーが事前に関税を支払い商品価格に含める方式。バイヤーは追加請求なし。

CPaSS のDDP対応

  • ✅ デフォルトでDDP対応
  • ✅ デミニミス廃止後の米国向けに有利
  • ✅ DDP手数料が比較的安い

eLogi のDDP対応

  • ✅ DDPとDDUを選択可能
  • ✅ FedExの通関手続きを使用
  • ⚠️ DDP手数料は若干高め

私の運用基準: 米国向け(Section 122関税対象)→ CPaSSのDDP、欧州向け(VAT処理)→ eLogi DDP、アジア向け(関税安い)→ 両方どちらでも。関税額は関税国別計算機で確認。

どちらを選ぶべきか

CPaSSを選ぶべき人

  • • eBay輸出 開始3ヶ月以内
  • • 月商10万円未満
  • • 個人(開業届なし)
  • • 米国向け中心
  • • 日本語サポート重視
  • • 軽量品(2kg以下)が多い

eLogiを選ぶべき人

  • • 月商10万円以上
  • • 個人事業主 or 法人
  • • 重量物(5kg以上)も扱う
  • • 配送スピード重視
  • • マイナーな国にも出荷したい
  • • FedEx直接契約を将来視野に入れている
月商推奨
〜5万円CPaSSのみ
5-10万円CPaSS + 一部eLogi(重量物)
10-30万円eLogiメイン + CPaSS(小物)
30万円+eLogi + FedEx直接契約

併用戦略

私は2017年以降、両方を併用しています。

商品別の使い分け

  • • カメラレンズ(〜500g): CPaSS
  • • カメラ本体(1-2kg): 米国向けCPaSS、欧州向けeLogi
  • • 楽器(3-5kg): eLogi
  • • ゲーム機(2kg程度): 重量帯で判断

併用のメリット

  1. 片方が値上げしてもバックアップあり
  2. トラブル時に切り替え可能
  3. 国別の最適選択ができる

併用のデメリット

  1. 管理が複雑: 2つのシステムを並行運用
  2. ラベル発行の工数がそれぞれ別画面
  3. 入金タイミングのズレで経理処理が二重に

経験則: 月商30万円超えたら併用が標準。月商が増えるほど、リスク分散の価値が上がります。30万円超えるとどちらか一方への依存は危険です。

よくある質問

Q. CPaSSとeLogiは同時に契約できますか?

可能です。多くのセラーが両方契約して併用しています。

Q. eLogiの直接契約への切り替えは可能?

制限があります。「eLogi契約を破棄してFedEx直接契約」は公式には推奨されていません。月商15万円超えたら、FedExに直接電話で相談する選択肢もあります。

Q. どちらが日本郵便と連携してる?

CPaSSが日本郵便と提携しています(SpeedPAK Economy等)。eLogiはFedEx専用です。

Q. ラベル発行のしやすさは?

CPaSSの方が日本語UIが分かりやすい。eLogiは情報量多くて初心者には複雑。

Q. トラブル時のサポートは?

CPaSSはeBay Japan経由で日本語サポート可。eLogiはFedExサポートに連絡(日本語OK)。

📌 まとめ

  • 月商10万円未満 → CPaSS一択
  • 月商10-30万円 → eLogiメイン + CPaSS併用
  • 米国向け重視 → CPaSSのDDP
  • 配送スピード重視 → eLogi
  • 将来の直接契約視野 → 早期にeLogi慣れておく

📚 出典・参考資料

  • • eBay公式 CPaSSガイド — export.ebay.co.jp/cpass
  • • eBay公式 eLogiガイド — export.ebay.co.jp/elogi
  • • FedEx 国際配送 — fedex.com/ja-jp/shipping/international/

佐藤 健介

越境EC研究員 / 元eBay PowerSeller

2015年からeBay輸出に従事。累計取引3,500件以上、フィードバックスコア99.8%。フリマナビでは越境EC・関税・国際発送を専門に執筆。

最終更新: 2026-06-24 / 著者: 佐藤 健介(越境EC研究員 / 元eBay PowerSeller)

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